おまとめローンは何件まで?審査を受ける前の心構え

複数社の借入を1社にまとめるために利用するのが、おまとめローンです。しかし借入件数が多すぎる場合、審査に悪影響が出るために注意が必要。

おまとめローンは銀行や信販会社、消費者金融などで取扱っています。会社によって審査基準が異なるため、何件までなら審査合格しやすいのか分かり難い状況。各社の審査基準について説明していきますので、おまとめローンへの申込みを検討している方は注目してみて下さい。

銀行おまとめローンは何件まで?

借入件数の目安

おまとめローンの審査では銀行は勿論のこと、信販会社や消費者金融でも申込み者の返済能力と信用力を確認しています。借入件数が多くなるほど返済能力と信用力は落ちていくのが基本です。

  • A氏(借入総額100万円/借入件数5件)
  • B氏(借入総額100万円/借入件数1件)

同じ借入総額でも借入件数の少ないB氏のほうが返済能力と信用力が高くなるのです。自分がお金を貸す側として考えてみれば分かりやすいですよね。

銀行では厳しい審査を行っているため、借入件数の目安も少なくなります。銀行おまとめローンでは借入件数3件までが目安です。

・借入総額の目安 借入総額も多くなるほど返済能力と信用力は落ちていきます。

  • A氏(借入総額100万円/借入件数1件)
  • B氏(借入総額200万円/借入件数1件)

同じ借入件数でも借入総額の少ないA氏のほうが審査に有利です。

銀行は年収3分の1までに制限される総量規制の対象外となっています。今までは銀行カードローンでも総量規制に縛られること無く、貸付できました。使途自由である銀行カードローンが殆どとなっており、銀行でおまとめする時はカードローンが良く利用されたのです。

ところが銀行カードローンの過剰融資が問題になり、自主規制を始める銀行が見られています。銀行によって異なりますが、年収2分の1まで、年収3分の1までに制限される可能性があります。

年収3分の1までに制限する銀行の場合、年収300万円の方だと借入総額100万円以下が目安となりますが、ギリギリでは審査が厳しくなります。

収入の目安

収入は多くなるほど返済能力と信用力が上がっていきます。

  • A氏(収入年300万円/借入総額100万円/借入件数1件)
  • B氏(収入年500万円/借入総額100万円/借入件数1件)

同じ借入総額と借入件数でも収入の多いB氏のほうが高い返済能力と信用力になります。銀行の申込み条件には継続した安定収入といった記載しか見られませんが、年収200万円以上が目安です。

信販会社おまとめローンは何件まで?

信販会社おまとめローンの審査でも借入件数、借入総額、収入は重要です。審査を厳しくすると顧客は減るのが一般的。

銀行では住宅ローンや教育ローン、マイカーローンなど様々なローンを取り扱っています。 銀行カードローンの審査を厳しくして顧客が減っても他のローンで収益が見込める状況です。

信販会社もクレジットカード業務で収益が見込めるため、おまとめローンの審査を厳しくできます。信販会社の審査の厳しさは消費者金融と銀行の中間ほどです。

借入件数の目安

信販会社おまとめローンの場合、借入件数3件までが目安です。あくまでも目安であり、必ず3件までなら合格する訳ではありません。

おまとめローンでは契約者が返済困難になった時の貸し倒れリスクも1社がかぶることになります。信販会社おまとめローンであっても借入件数が多い方は注意が必要です。

借入総額の目安

信販会社カードローンは総量規制の対象です。年収3分の1以下が借入総額の目安となりますが、信販会社によっては貸金業法に基づくおまとめローン(借換え専用ローン)も用意しています。

総量規制対象外となる貸金業法に基づくおまとめローンは年収3分の1を超える借入総額がある方向けのローン商品です。しかし無制限に借入できるのではなく、借入総額年収2分の1が目安となっています。年収300万円の方は借入総額150万円が目安となる計算です。

収入の目安

銀行の審査と同様、信販会社おまとめローンの審査でも継続した安定収入が必要です。銀行よりは比較的少なめの収入でも申込みが可能。年収が少ないと借入総額も少なくなるために注意が必要です。収入が少なすぎると審査に落ちる可能性大となります。

消費者金融おまとめローンは何件まで?

消費者金融では銀行のような預金業務は行っていません。収益はカードローンやおまとめローン、借換えローンなど貸付業務中心となるため、顧客を増やすことが必要。審査の厳しさでは銀行や信販会社の次となっています。

借入件数の目安

大手消費者金融と中小消費者金融では審査の厳しさが異なります。初めて借りる方は大手消費者金融へ申込みするのが一般的。大手消費者金融の審査に落ちてしまった方が中小消費者金融へと流れていくため、大手消費者金融のほうが厳しい審査となっています。

大手消費者金融では借入件数3件まで、中小消費者金融では4件までが目安です。借入件数5件以上は多重債務の状態であると見なされる可能性大。5件以上では中小消費者金融でも審査が厳しくなるために注意が必要です。

借入総額の目安

信販会社のように貸金業法に基づくおまとめローンを提供している消費者金融があります。総量規制対象外となりますので年収3分の1を超えた融資も可能です。

信販会社と同様、消費者金融のおまとめローンでも借入総額年収2分の1が目安。年収200万円の方は100万円までとなりますが、属性が低い方は借入限度額が抑えられてしまいます。

必ず年収2分の1まで融資が受けられる訳ではありません。一定以上の属性がある方は150万円ほど融資が受けられる可能性あり。

収入の目安

銀行や信販会社と同様、消費者金融の審査でも継続した安定収入が求められます。150万円の融資を受けたい場合、年収の目安は300万円以上となります。

年収が低い方は借入限度額が抑えられる、低すぎる方は審査に落ちる可能性あり。借入件数が多い、借入総額が多い、年収が少ない場合は中々一度でまとめるのが難しいです 。 借入件数を少なくする、借入総額を少なくするのは年収を増やすより比較的容易ではないでしょうか。審査が厳しくなる方はある程度返済を優先してから、おまとめローンの審査を受けると良いでしょう。

手続きの早さで選ぶなら?

なるべく早く返済を楽にしたい、利息を抑えたい時は手続きの早いおまとめローンを探したいところです。銀行、信販会社、消費者金融、各社によって手続きの早さが異なります。

  • 比較的新しい銀行
  • 国内の大手信販会社
  • ネットで完結する消費者金融

比較的新しい銀行

歴史のある銀行より、楽天銀行やイオン銀行、じぶん銀行など比較的新しい銀行のほうが早い傾向があります。歴史のある銀行では多くの固定顧客を持っていますが、比較的新しい銀行は少ない状況。顧客拡大を目指すために手続きを早くし、積極的な融資を行っているのです。

国内の大手信販会社

信販会社の中でもオリコやセゾンなど国内の大手では柔軟な審査を行っています。属性次第となりますが、手続きの早さを重視したい時は国内の大手信販会社おまとめローンが狙い目です。広く名前が知られている大手信販会社には安心感もあります。

ネットで完結する消費者金融

来店が必要なおまとめローンより、ネットで完結するおまとめローンのほうがスピーディー。スピーディーな審査を受けたい時はネットで完結する消費者金融を選びたいところです。

カードローンはインターネットで申込みできても、おまとめローンは来店が必要な消費者金融があるために注意が必要です。例えばプロミスのおまとめローンではインターネットでの申込みを受け付けしていません。最寄りの店頭窓口または自動契約機に来店して申込みすることが必要です。

アコムの借換え専用ローンではフリーコールで申込み後、来店契約または郵送契約どちらか都合の良い契約方法を選べます。アイフルのおまとめローンではインターネットで申込み後、来店または郵送で契約できます。

可能性の高い金融機関を選ぶ

全く取引の無い金融機関に申込みするより、ある程度取引のある金融機関に申込みしたほうが可能性が高まります。属性が低くおまとめローンの審査に合格する自信の無い方は金融機関の選び方が重要です。

給与振込口座のある銀行

会社勤務している方の多くで給与は銀行振込ではないでしょうか。給与振込口座のある銀行に申込みすると可能性が高くなります。

おまとめローンでは審査の時に勤務先への在籍確認を行っています。本当に勤務しているのか在籍確認によって分かりますが、給与までは分かりません。

給与振込口座があると銀行で毎月給与振込があるのを確認できます。住所や氏名などの個人情報も確認できるため、審査が有利になるのです。

勤務先と取引のある銀行

銀行の審査を受ける時には現在の勤務先の申告が必要です。在籍確認する時にも勤務先の情報を利用していますが、勤務先と取引のある銀行では審査が有利になります。全く取引の無い会社より、取引のある会社のほうが信用しやすいですよね。

ホームページの会社概要に取引銀行名を記載する会社が良く見られます。取引のある銀行が分からない時は会社概要を確認してみて下さい。

持っているクレジットカードを発行している信販会社

クレジットカードを1枚以上持っている方は多いのではないでしょうか。信販会社が発行しているクレジットカードを持っている方は、その信販会社に申込みして融資を受ける方法があります。

銀行、信販会社、消費者金融ともに審査の時には個人信用情報を確認しています。個人信用情報にはクレジットの利用状況も記録されるため、優良な利用状況であれば審査が有利になるのです。

取引のある消費者金融

消費者金融のおまとめローンでは他社借入は勿論のこと、自社借入でもおまとめできます。現在取引中の消費者金融があれば、その消費者金融に申込みすると審査が有利になるのです。既に完済済みの方も過去に取引していた消費者金融に申込みすると良いでしょう。

過去にクレジットやローンの返済遅延があると審査が不利になるため、心当たりのある方は注意して下さい。長期滞納や代位弁済、債務整理などでブラックリストに掲載されていると殆ど期待できません。