住宅ローンやマイカーローンなど融資を受けたお金の利用目的が決まっていないカードローンとキャッシング。その為、一見、この両者には違いがないように思われますが、実は、細かく見て行くと、この両者には、様々な違いがあると言う事がわかってきます。
その為、利用する際には、実際にカードローンとキャッシングのどちらが自分にあった融資方法なのかと言うことを考え、決めなければいけません。そこで、今回は、この両者の違いについてご紹介したいと思います。
キャッシングとは?
キャッシングとは、主にクレジットカードのキャッシング枠を利用しお金を借りる事を指します。クレジットカードには、買い物や公共料金の支払いなどに利用できるクレジット枠と現金を借りる事が出来るキャシング枠の2つがあります。その為、どうしても、現金が必要になった場合は、キャシング枠を利用すれば、クレジットカードを使って現金を手にすることができるのです。
と言う事は、今現在、クレジットカードを持っている場合、審査を行う事なく、すぐにキャシング枠を利用し現金を手にすることが可能になります。
その他にも、消費者金融でもキャッシングを利用する事は可能です。ただし、消費者金融の場合、ほとんどがカードローンとなっている事から、あまり、利用される人は少ないと言えると思います。
カードローンとは?
カードローンとは、消費者金融や銀行が取り扱っている商品で、融資を受けたお金の利用目的を決めていないローンとなります。その為、カードローンを初めて利用する際には、必ず審査を受ける必要があります。その際、消費者金融の方は最短30分と明記しているところが多く、比較的、審査までの時間が短くなっています。一方、銀行系カードローンの場合は、どうしても、審査までの時間がかかってしまう傾向がある為、即日融資を希望する人にとっては、お勧めできないものとなってしまいます。
キャッシングのメリット・デメリット
キャッシングのメリットは、まず、手持ちのクレジットカードを利用する事で、すぐに現金を手にすることができると言う点になります。ただし、クレジットカードのキャッシング枠は、ショッピング枠に比べ、低めに設定されている事が多く、必ずしも希望通りの現金を手にすることができると言うわけではありません。
また、消費者金融のキャッシングを利用する場合、一度しか借り入れする事が出来ず、新たにお金が必要になった際には、再度、審査を受け直し契約する必要があります。その上、キャシング枠は、カードローンに比べ限度額が低くなっている事も多くなります。
そういった事から、キャシングを利用する人は、少額利用者に限られるとも言えるのです。また、金利においても高めに設定されている事が多く、必ず毎月1回返済日に返済する必要があります。
カードローンのメリット・デメリット
次にカードローンのメリット・デメリットですが、カードローンの場合、初めて使用する際には必ず審査を受ける必要がありますが、その審査にクリアし、カードローンの利用が開始されれば、限度額内なら何度でも現金を借りる事が可能になります。
また、その限度額もキャシングに比べ、数百万円と大口融資も可能になっている事から、まとまった額の現金が必要になる場合は、カードローンの方が便利となってきます。
また、何度も借り入れを行う事が出来る事から、必要な際に必要額のみ融資を受けるといった便利な使い方も可能です。
その他、金利においても、キャシングに比べ低金利になっている事が多く、より低金利で利用したい場合は、銀行系カードローンを利用する事で、金利を抑え融資を受ける事も可能になります。
返済方法においても、柔軟性が高いと言えるカードローン。口座引き落としやATMからの返済など返済方法を選ぶ事ができるほか、指定期間内に返済する事も可能な為、自分のペースで返済を行う事も可能になっています。
結果的に…
これらからわかるようにキャッシングとカードローンを比較した場合、審査を受けず、すぐに融資を受けたい場合は、今あるクレジットカードのキャッシング枠を利用する方法がベストとなってきます。反対にそれ以外で現金が必要になる場合は、返済などを考えカードローンの方がお勧めだと言えるのではないでしょうか。融資額も多く、使い勝手も良い事から、カードローンの方が便利に利用することができると考えられます。
まとめ
以上が、カードローンとキャッシングの特徴とメリット・デメリットとなります。どちらにもメリット・デメリットがあるものの、結果を見てもわかるようにカードローンの方が便利に利用することができると言えるのではないでしょうか。
もちろん、一概にカードローンの方が便利に利用することができると言う事は言えません。しかし、一般的な考えで言えば、主流はカードローンとなっている事から見ても、カードローンの方が便利だと言えるのだと思われます。