26歳、男性、都内在住の会社員です。今から僕のキャッシング体験をお話しします。
ちょうど1年半前に彼女が出来ました。大学生の時以来の久々の彼女です。先輩の結婚式で知り合いました。彼女はとっても美人でしかも育ちの良いナチュラルなお嬢様でした。
小さい頃からバイオリンをしていて、身につけているものも華美ではないのですが明らかに良いものだとわかるものです。
お父さんの乗っている車を聞くとベンツでした。夏休みなどは家族で軽井沢に滞在したり、クルーズ船でバカンスを楽しんだりということを当然のようにしていたようです。
僕はそんな女性が自分の彼女になってくれたことにすっかり有頂天になっていました。
ただ僕は悲しいかな、ごく普通の庶民の出で、決して上流階級ではありません。大学もMARCHを出て中堅企業で働いていますが、とびっきり給料が良いというわけではありません。
そんな彼女との付き合いにおいて、僕はかなり無理をしてしまいました。彼女に喜んでもらえるよう、普段は粗食で我慢しながらデートでは高級なレストランに行ったり、プレゼントなども値段の張るものを用意したりしました。ホテルもファッションホテルではなくシティーホテルを利用するようにしていました。
それでも最初は自分の給料の範囲内で何とかやり駆使していたのですが、付き合い始めて最初の12月の時、冬のボーナスが期待していた額に大きく届かなかったのです。
ただ12月ということで、彼女との行事は目白押し、クリスマスに年末年始と。そこで僕はキャシングに手を出してしまったのです。使ったキャッシングはプロミスです。なぜプロミスにしたかというと、ただ名前が通っていて安心かなという程度のものでした。
最初はディナーのため程度で2万円ぐらいのキャッシングでした。彼女はお嬢様なので正直普通のサラリーマンの収入状況というのがよくわかっていません。だから若手サラリーマンが2万円のディナーに行くというのがかなり大変ということが全くわからないのです。でもとても素直に喜んでくれるのです。
僕はそんな彼女にもっと喜んでもらいたくて、さらにキャッシングを重ねました。次のボーナスで返せばいいやという程度のものです。
ただそんなことを初めて3ヶ月ほど経ったある日、僕の部屋の冷蔵庫が壊れてしまったのです。僕には一人用の小さな冷蔵庫を買い換える余裕もなく、ふと冷静になって、
「今のままでは非常にまずい!」
と気づいてしまったのです。その時点でキャッシングの残高は40万円弱ぐらいになっていました。僕はとうとう彼女に本当のことを話ししました。彼女は
「ゴメンね」
と謝ってくれとりあえずはおつきあいを続けることになったのですが、結局ギクシャクして別れることになってしまいました。
彼女はとても素直ないい子だったので、最初から身の丈にあったデートをしていたらこんなことにはならなかったと思うのですが、僕が見栄を張ったばかりに彼女を失って借金だけが残るという結果に終わってしまいました。
ただ返済できない額ではなかったですし、これも良い勉強だったかなと思っています。
まとめ
借金は基本的にしないに越したことはないと思います。
ただ社会で生きて行く以上、急な出費や体面を保つための支出というものは避けられません。そんな時に急な用立てをしてくれるキャッシングは便利なものです。
しかし、我を忘れて打ち出の小槌のように思ってしますと、後で大変なことになってしまいます。僕の場合も早めに理性を取り戻せてよかったと思います。