私は20歳で就職してから一人暮らしを始めました。
就職する前は、京都市内の実家に住んでいましたが、私の親はいわゆる「毒親」というものであり、ずっと一人暮らしに憧れていました。
そして、就職してから京都市内の、実家がある区とは違う区で一人暮らしを始めました。
しかし、就職先で上手く行かず、一年半ほどで退職し、フリーターになりました。
それでも、毒親とは一緒に住みたくないという思いが強く、一人暮らしはやめませんでした。
一方で、やりたい仕事もない、仮にまた社員になったとしても、前みたいに失敗するのが怖く、ずるずるとフリーター生活を続けていました。
そんな生活を続けているうちに、生活費に困るようになりました。
インターネットで「お金がない」などのワードを検索しました。
要らないものを売ったりしましたが、お金になるようなものをそもそも持っていませんでした。
そして色々調べているうちに、キャッシングについて知りました。
お金を借りるってどういうこと!?と正直、びっくりしました。
とにかく、ヤミ金からは借りないということに気を付けたらいいのかな、というのは何となく理解しました。
そして、よくCMもやっている消費者金融の会社からお金を借りました。
色々調べている時に「結構借りてる人いるんだな」と思ったのもあり、あまり迷いはありませんでした。
何より毒親から借りられるわけがないし、友人に借りるのは抵抗があったから、それならお金を貸すのが目的の会社から借りる方が良いと思いました。
個人情報を入力し、消費者金融の方と電話でお話し、私の口座に10万円が振り込まれました。
それで、無事に借りられて良かったと安心していた時に、とんでもないことが起きました。
ある日、バイト先に出勤したら、上司に会いました。
そしたらいきなり「お金借りてるでしょ!?」と言われました。
職場への在籍確認の電話があるのは知っていたけど、クレジットカードを作る時なども在籍確認があるのは知っていたのと、消費者金融の会社名を名乗ることはないと知っていたので、勝手に「電話=借りてる」と決めつけられたのと、その上司はちょっとプライバシーに踏み込みすぎる部分が元々あったので、最悪だ、と思いました。
「何のことですか?」と、しらを切り続けました。
そしてバイトを増やして何とか返済しました。つらかったけど、バイトの時間は感情を押し殺すことで何とか乗り越えました。
私は上司の件もあったので、正直もう借りたくないけど、お金に困った時に一時的に貸してくれるというのは凄く便利だなあと思います。